オリシャンの話

オリジナルシャンパンの製作にかかわって16年
いろいろとオリシャンの世界も変わりました。
彫刻した数105000本。コロナ前は徹夜で作業をしたこともありました。あの頃は夜の街も元気でしたね。
復活しつつある夜の街、今日もどこかでオリシャン.jpのオリジナルシャンパンが栓を抜かれていると思うと嬉しいもんです。そんなオリシャン.jpがお送りする「オリシャンのはなし」オリシャンをご注文の際にちょっと覗いてみてください。

年末はイベントが盛りだくさんでオリシャン業界は忙しい時期になります。このところなんやかんやで彫刻のオリシャンが絶好調！ラッピング4：7彫刻オリシャンという感じです。年末のイベントはやっぱり豪華な方がいいかな～。そんな声もちらほら聞こえます。
そうですね、豪華さということに関しては彫刻オリシャンに軍配が上がりますよね。
自分も納得をさせつつ(笑)今日も明日も明後日ももくもくと彫刻をしているのであります。
ご紹介するデザインはもう10年近くずーっと人気のお店のオリシャンのデザインです。ハートに翼のデザインは女性に人気のデザインです。やっぱり彫刻は豪華に見えますね。

オリシャンで根強い人気なのが「和柄」のデザインです。みやびな世界はオリシャンにも合います。
とくにラウンジなどの落ち着いた雰囲気を大切にするお店から人気です。ちょっと大人の雰囲気をオリシャンで演出してはいかがですか
 

ご注文はこちらから

http://www.originalchampagne.jp/17212941596611

時に作ったデザインが「売れる」ことがあります。
オリシャン.JPでいうと、まずスィーツをデザインにいれたもの。このシリーズはほんとによくご注文をいただいています。デザイナーの至福の時なんです。特に女子に人気のデザイン。背景にバニラアイスをいれたりチョコを入れたりドーナツを入れたり。あまーいオリシャンができます。
 

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オリジナルシャンパン（ラッピング）のデザインは素材集めから始まります。頭の中でおおよそのイメとージを作って素材を集めます。実際に作ってみると「なんだかなぁ」という場合もあります(笑)その場合は「没！」デザイナーにとっては一番疲れる瞬間です。
400種類デザインを載せていますがこのほかに100種類ほどが「没」になっています。切ないデザイナー稼業です(笑)
 

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ラッピングのオリジナルシャンパンの場合一番行程的に時間がかかるのは「デザインづくり」です。
オリシャン.JPのサイトにも載せていますがデザイナーが1年間コツコツ作ったデザイン400種類！！
これは相当苦労してました。ご注文を受けてからデザインを作るところもあります。
オリシャン.JPではご注文されたときに自覚的にイメージが湧くようにあらかじめデザインをお作りしてご提示しています。デザインのやり取りの際に「イメージと違うなぁ」と思っても断りづらいですよね(笑)そんな理由でデザインフォーマットの中からお選びいただく形式をとっています。また、オリジナルでお作りする場合、素材がこちらにない場合満足いただけるオリジナルシャンパンのデザインにならない場合もあって、その形を取らせていただいています。
 

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ラッピングオリシャンは8年くらい前に流行りだし、いまやオリジナルシャンパンの王道になりつつあります。理由としては①安くできる②デザインのバリエーションが多い③製作工程が少なく作る側の時間効率がいいなどがあげられます。
一方で「彫刻のオリジナルシャンパン」でなきゃ嫌だ！！！という方も結構いらっしゃるのも事実です。やはり「高級感」や「ラグジュアリー感」は彫刻で作ったオリジナルシャンパンに軍配が上がりますね。その分価格は割高ですが、その分彫刻はお店で販売するとき「高く売れるんだよ」というメリットもあります。彫刻で作られたオリジナルシャンパンを知らない
というお客様もいて「オリジナルシャンパン専門店」としては少々驚きです。
 

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彫り上がったオリシャンにゴールド・シルバーの塗料を吹き付けます。多くのオリシャン業者は簡単に済ませる工程ですが、オリシャン.jpは5回以上吹き付け工程を繰り返します。これは一番美しくなる回数を試行錯誤繰り返し得た結果なのです。塗料が薄いと下の黒っぽい瓶の色が透けて暗い彫刻面になります。（ちょっとぼやっとしたイメージ）
専門店として100％な商品をお届けするため経験値を製作に活かしていく職人魂(笑)とぶつかることもありますが（経営者として）コストはかかりますがいいものができるならばOKですね。
それが終わればいよいよ養生やフィルムを除去して出荷！・・・ではなくチェック歴10年の女史の虫眼鏡を使った最終チェックが待っています。塗料のはみだしはないか？瓶のキ傷はないか？フィルムの剥がし残しはないか？など1本1本細かいチェックをして出荷されるわけです。

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さてオリシャン完成まであと少しです、
瓶にフィルムを貼り終えたら養生をします。彫ってはいけない部分にマスキングテープを貼りこの機械の中での作業です。砂の圧力の調整、均一の深さに彫る技術と目。ここに経験の差が出てくるわけです。スタッフ全員15年以上の経験値があるのでオリシャン.jpの技術は各方面から高い評価をいただいています。
気はぬけない作業ですが、一番楽しい作業かもしれません。オリシャンの完成形が次第に姿を現してくる、そんな瞬間なんです。
実は深く彫ればいいというものでもなく、瓶はガラスなので深く彫りすぎるとこの中で破裂してしまいます。丁度適した深さを目視で測りながら彫っていく、これができるようになるのに3年はかかりますね。

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彫刻用のフィルムが完成しました。原稿の黒い部分が透明に、白い部分はフィルムが残っています。原稿と反転になります。これをシャンパンに貼り高圧で金属砂をあてて彫刻するわけです。ここでのチェックが大変で、ちゃんと線が出ているか？原稿にない穴（現像時にわずかなホコリがフィルムについても穴が開いてしまいます）はないかなど虫眼鏡を使って一枚一枚チェックします。オリシャンは高い値段で販売されますから余計に小さなミスもないよう熟練のスタッフが気を付けて目視でこの作業をやっています。

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原稿を作ったら紫外線をあてて原稿をフィルムにフィルムへの転写を行います。紫外線の照射したフイルムを薬品の入った溶液で洗い、乾燥させます。それを行うのはこの機械。すべてやってくれる優れものです。
特にオリシャンは本数がまとまっているので半自動でも人が3人いるような活躍をしてくれます。機械から出してしばらく水分を飛ばしたら原稿フィルムが完成します。ここまで約1時間。
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ご注文をいただいて真っ先に作るのがデザイン原稿。
illustratorで作ります。自社作成のデザインをもとにアレンジを変えたり、名前を入れたりして原稿は完成します。それを一度ご依頼主に確認を取ってOKが出れば
製作開始になるわけです。それは置いといてこんな感じでデザインが完成します。

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よく手彫りで彫刻するのか聞かれます。
彫刻刀で・・・そんなことはありません。こんな機械で彫刻します。丸い穴に手を入れて窓からのぞきながら彫りの深さなどを確認しながら彫ります。
この機械にはノズルが付いていてコンプレッサーから送られた高圧の空気と細かい砂がこの機械の中で混合されてこのノズルから出てきます。それがすなわち彫刻刀の役目をはたして瓶に彫刻をするのです。
この機械の前に座って連続6時間くらい作業をするのですが、まあ腰にきます(笑)
砂といっても金属の細かい粒なので、肌に直接あてるとけがをします。サンドブラスト歴は16年になりましたが彫れていきシャンパン→オリシャンに変わっていく様は楽しいものです。

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オリシャン、オリジナルシャンパン、デコシャン、キラシャン、姫シャン・・・・いろいろと名前が付いていますがすべて一緒の物なんです！
シャンパンに
①名前やロゴ・写真を彫刻したもの
②シュリンクフィルムにデザインや写真をプリントして瓶にラッピング加工したもの
③瓶に直接プリントしたもの
④瓶に写真やデザインをプリントしたシールラベルを貼ったもの
⑤瓶にスワロなどでデコレーション加工したもの
これすべて「オリシャン」もしくは「オリジナルシャンパン」なんです。ちょっとびっくりですね。
いつの間にか呼び名が増殖してしまいました。
しかし、ぜーんぶ「オリシャン」（オリジナルシャンパン）なのです。